妊娠したい夫婦は葉酸サプリを飲みましょう、という提案は、大きな疑問があります。

だって葉酸では妊娠できないですから。
もちろん、男性も妊娠の予定のない女性も葉酸の推奨摂取量が設定されていますけど、あくまでも一般的な食事で摂りましょうという話であって、わざわざサプリメントで摂るほどの話ではありません。
例えば、ふだんから偏食気味で栄養の過不足が酷いというならば、栄養補助食品で補うこともあります。
でも、夫婦ともに健康であれば、赤ちゃんを授かりたいならば夫婦で葉酸サプリを飲もう!というのは、見方によっては「妊娠するために葉酸が不可欠」とも読めるので、こういった表現は、あくまでも私個人の感想ですが、ちょっと嫌らしいなと感じます。
エレビットの商品レビューをしている個人サイトの中には、そんなアプローチしている人もいて、もちろん「赤ちゃんを授かるために」とあからさまに表現しているのではなくて、「一般論として葉酸という栄養素の大切ですよ」という感じです。
葉酸だけで妊娠できないのは明らかで、むしろ生活習慣の改善とかを提案した方がいいと思うんですけどね。
マツキヨブランドの葉酸サプリ(葉酸withアイアン)は、商品ページを見て思うのは、特に際立っている点はありません。
しかし、かなり値段が安いですね。
安すぎて、何で作っているのか心配になります。
ここまで安いといろんな無駄をなくしたとか、大量生産だからとかというのではなく、安い材料で作っているから激安にできるのかと疑います。
葉酸サプリは飲むことが目的ではなく、健康な赤ちゃんを出産するためのものですので、やはり価格で選ぶより品質で選んだ方がいいです。
中国産や韓国産の安い葉酸を使ったり、添加物を利用して製造したり、安く販売できる理由が必ずありますので、本人の強い希望なのかどうか知りませんが、自分だったら安い葉酸サプリは選びたくないです。
葉酸サプリはいつからいつまで飲めばいいの?葉酸の働きを期待するためとしては、妊活中から授乳中までです。
最も大切なのは妊娠初期ですが、授乳中も妊娠前よりは多めの葉酸が必要です。
卒乳をすれば、バランスのよい食事を摂ることで、成人女性の通常の葉酸摂取量は可能だと思いますので、サプリメントで増やさなくても良いでしょう。
もっとも各栄養の推奨値を満たす食事は、それほど簡単なことではない方もいますね。
赤ちゃんの面倒も見なくてはいけないのに、丁寧に自分の食事を用意する、仮に用意できてもゆっくり食べるなんて、そんな簡単ではないですよね。
そういった意味で、妊娠中と同量の400μgまでは不要ですが、あなたの食事の質に合わせて少しの葉酸サプリを続けてもいいだろうなと思います。
特に葉酸以外の、たとえば美容成分を含んだ商品であれば、ほそぼそでも継続することで産後のお肌のトラブル防止に良いと思います。
葉酸摂取が目的のサプリは、たくさんの商品が販売されているので、どれか1つを選ぶ時に口コミなどを参考にして選ぶということがあると思います。
方法としては間違っていないですが、最後決定の前には含有成分の種類をチェックしましょう。
第一に葉酸の含有量は、400μgが厚生労働省が推奨する基準です。
そして種類は、天然型ではなく合成のモノグルタミン酸型が良いです。
それの吸収率は80%ということで厚生労働省も推奨しています。
後は、葉酸以外の栄養素ですが、貧血防止の鉄分、丈夫な骨のためのカルシウムが必要です。
妊娠した母体は不足気味になるからです。
胎児には、しっかり育つように各種ビタミン、乳酸菌、DHAもあるといいですね。
人気ランキングから商品を選ぶ時は、何のために飲むののかを忘れずに母体と胎児のためになる含有成分にも注意しましょう。
pigeonの『葉酸プラス』は、平成30年、たまひよ赤ちゃんグッズ大賞で葉酸サプリ部門の1位を獲得したようです。
元気な赤ちゃんに泣てほしいと希望する女性が飲むことを想定して開発された商品です。
妊娠直前から合成のモノグルタミン酸型葉酸400μgを摂った方がいいと言われていますが、この商品なら1日あたり1粒でオッケーです。
それに妊娠期に不足しがちなビタミンと鉄分のため鉄とビタミンB群も配合されています。
粒は小さめなので、粒が苦手な方でも飲みやすいでしょう。
できるだけ胃で消化されずに腸まで届くよう工夫されているので、うまく小腸まで届いて、そこで吸収されるようです。
このようにゆっくりと徐々に吸収されるような加工をタイムリリース加工と呼んでいるようです。

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